今回鍼灸の資格をとり、美容鍼を施術するために皮膚や肌について多くの勉強をしてきました。
その中で、私も実際取り入れてる肌ケアなどを書いていきます。
なお、下記のものは一つの考えであり、他を否定するわけではありません。
皮膚は表面から順に、
・表皮
・真皮
の2つから成り立っています。
そのうち表皮が肌表面にあたる部分で、厚さは約0.2mmほどです。
さらに表皮は表面から順に
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
に分かれ、一番外側にあるのが角質層です。
よく『角質層』の隅々まで素早く浸透して潤い成分が広がるみたいな表現するものがありますが、『角質層』は肌表面の厚さの0.01~0.03mmであり、表皮の第4層にあたる『基底層』が絶えず分裂を繰り返すことで、押し上げられた死んだ細胞から作られます。
『角質層』はいちばん外側にあるので、見た目の美しさに左右されます。
なので、この『角質層』に治療やケアに重点を置こうとするわけですが、『角質層』はそもそもしばらくすれば垢となって剥がれます。
よって美容鍼では治療対象はさらに深層です。
美容鍼は鍼を刺入した部位の局所的な効果として、軸索反射などにより、血液循環が改善されます。
鍼が刺入され生体組織が破壊されると、これを異物として認識し、それを除去しようとする反応が起きます。
生体組織に異物が入ることで、組織内の物質が活性化され、血管透過性が上がるなどの免疫的な反応が起こり、毛細血管の血行が促進される無菌的炎症反応が起こり、また、軸索反射により血液改善が期待されます。
これらの血液循環改善作用により、くすみが改善され肌が艶やかになり、ターンオーバーが促進されます。
肌質、しわやたるみに対して、美容鍼以外に
・栄 養
・姿 勢
が重要です。
顔の肌、しわやたるみの改善は美容鍼だけでは難しいです。
栄養不足であれば、肌に潤いなんて無理です。
少なからず、偏った食事は避けましょう。
姿勢に関しては、『猫背』が特に大きく関わります。
背中が丸くなると、首から上が前に突き出る姿勢になります。
その姿勢が続くことで、重力や筋肉の影響で皮膚を引っ張り、たるみや肌の血液循環不良が起きやすくなります。
美容鍼灸の治療は、鍼灸、栄養、姿勢の3点から患者さんそれぞれにあった施術を行いたいと思います。
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