アレルギー性鼻炎

今回はアレルギー性鼻炎について書きたいと思います。

〇アレルギー性鼻炎とは

アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)を吸い込み、鼻の粘膜にくっつき、アレルギー反応によって鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が引き起こされる病気です。

これらによって勉強や仕事に集中できなかったり、睡眠不足になったりなど、生活に支障が出る人多くいます。

〇アレルギー性鼻炎の種類

アレルギー性鼻炎の種類は2つあると言われています。

・通年性アレルギー性鼻炎

年を通して症状が出るタイプ、ダニやハウスダスト、ペットの毛によることが多いです。

・季節性アレルギー性鼻炎

これはよく聞く花粉症です。

スギ、ヒノキの花粉症の方が多く、春に症状が悪化することが多いですが、夏にはイネ、秋にはブタクサ、冬はスギが飛び始めるため、1年中何かの花粉が飛んでいます。

〇アレルギー性鼻炎の治療法

アレルギー性鼻炎の治療はアレルギーを引き起こす原因（アレルゲン）を避ける事と薬剤での治療があります。

まずは生活習慣の見直しです。

ハウスダスト、ダニが原因の場合は、掃除や寝具を清潔に保つことが予防になります。

特に寝具はダニが潜みやすい場所のため、枕カバーやシーツを定期的に洗濯することが予防になります。

また、寝具まわりのぬいぐるみやクッションはダニの温床になるため、置かないことを推奨します。

カーペットや布張りのソファもなるべく置かない方が予防になります。

〇薬剤治療

アレルギー症状を抑える治療薬は、飲み薬や鼻に直接投与する噴霧薬があります。

飲み薬には抗ヒスタミン剤を用いて治す方法があります。

アレグラ、アレジオン、レスタミン、クレアチンなどがヒスタミンの働きを抑えることができ、アレルギー反応を抑えられます。

噴霧薬はステロイド点鼻薬があります。

即効性があり、直接鼻の粘膜に噴射することによってアレルギーを抑えられます。

〇鍼治療

〇合谷（ごうこく）・・・顔や頭など首から上の症状に全て効く万能なツボ。

鼻炎、アレルギー性鼻水、鼻づまり、鼻水、副鼻腔炎などの他に頭痛や歯痛、眼精疲労、顔のむくみなどにも効果があります。

〇迎香（げいごう）・・・犬歯の根本に位置し、左右の小鼻のくぼみにあるツボ。

ここに人差し指と中指を引っかけるようにして下に強く押すと、鼻の通りがスッとよくなり、鼻づまりの改善に役立ちます。

〇天突（てんとつ）・・・天突は、左右の鎖骨お結んだ中央部の窪みになります。

一般に気管と咽喉の病気に効果があるツボとされおり、さまざまな病気が原因で起こる咳や痰によく効きます。 

〇印堂（いんどう）・・・眉間にあり、背骨に沿って走る督脈という重要な経絡につながっています。

自律神経を整えたり頭痛の時やストレスの多い方に効くとされています。

〇風池（ふうち）・・・風池は万能なツボであり、頭や顔面部の症状に幅広く効果があります。

首肩コリ・頭痛・めまい・眼精疲労・鼻炎・耳鳴難聴・不眠・カゼの諸症状などに用います。

〇上星（じょうせい）・・・上星は頭の血行を良くしてくれると言われてます。

それに伴い、鼻の通りを良くし、花粉症だけでなく風邪による鼻づまりも緩和してくれます。

〇天柱（てんちゅう）・・・後頭部の左右に走る太い筋肉の外側で、髪の生え際。

鼻はもちろんのこと、目や耳など頭部のあらゆる症状に効果あります。

また、押すとリラックス効果があり、不眠が解消されると言われています。

当院では鍼治療を行っておりますので、もしこのような症状の方がおりましたら是非治療を受けてみてください。