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頸椎ヘルニアって何?

2023.12.10

〇頸椎ヘルニアとは

首には7個の椎体という骨と、その骨と骨とつなぐ椎間板(クッションのような柔らかい組織)があります。

椎間板の周りは繊維輪という繊維性組織で包まれています。

椎間板が動くことで首が曲がったり回旋したりするのですが、この椎間板の繊維輪に亀裂が入ると椎間板内の奥にある髄核(クッションで言うところの中の綿のようなもの)が、外に出てきてしまいます。

この髄核が外へ突出することを椎間板ヘルニアと呼びます。


〇症状

椎間板ヘルニアは通常、背中の方に向かって飛びだします。

飛び出した先には脊髄(脳から降りてきた神経の束)が存在します。

また少し左右にそれると、脊髄から左右の手に向かって神経根(神経の一部)が枝分かれしています。

ですので、飛び出した髄核が脊髄を圧迫した場合(脊髄症)と、神経根を圧迫した場合(神経根症)では異なる症状を呈します。


脊髄症¦歩行障害や巧緻運動障害(細かい作業ができない)

神経症¦片側だけの上肢の疼痛や痺れ、筋力低下


初期段階は肩こり・首の痛み、後頭部の痛みなど首を回すと痛みが強くなるります。

安静していると解消することがあります。

中期段階は腕への放散痛や痺れ、肩から腕への鈍痛や手首の痛み、握力の低下、腕の筋肉の萎縮、鈍痛で夜も寝れないほどの症状を呈します。

後期段階は日常生活に支障をきたし、手術が必要になることがあります。


〇原因

主に椎間板が加齢変化により後方に飛び出すことによって起こります。

30~50歳代に多く、きっかけなく発症することがしばしばあります。

また、悪い姿勢での仕事やスポーツなどが引き金になることもあります。

飛び出す場所により、神経根の圧迫、脊髄の圧迫あるいは両者の圧迫が生じます。


〇どうやって分かる?

MRIで神経根や脊髄の圧迫を確認し診断を確定します。

その他、手足の感覚や力が弱いこと、手足の腱反射の異常などで診断します。

また、頸椎ヘルニアと診断するために有効な検査法に、

ジャクソンテストとスパーリングテストがあります。


~ジャクソンテスト~

頸椎を伸展(上を向く)させ上方から頭部を下方へ圧迫し、神経を圧迫させ、神経症状を誘発させる検査です。

手に神経症状が誘発されれば陽性となります。 


~スパーリングテスト~

神経症状が出ている側とは反対に頸椎を回旋させたまま頸椎を伸展させ、頭部を上方から下方へ圧迫させ神経症状を誘発させる検査です。

手に神経症状が誘発されれば陽性となります。


〇治療法

進行が早いケースが多いため、両手足などの症状がある場合には早めに手術を検討します。

手術が必要ない段階の場合には、保存療法を行います。

ストレッチやマッサージなどの理学的療法もありますが、悪化につながる可能性もあるため慎重な治療が必要になります。

痛みの解消には神経ブロック注射が有効です。

神経ブロック注射は痛みを抑えるだけでなく、痛みを起こす悪循環を遮断する効果も期待できます。

また、血行が改善されて抗炎症効果を得られるため、痛みの早い軽減が見込めます。

症状の内容に応じて筋弛緩剤、消炎鎮痛剤、ビタミンB剤など薬剤療法をすることもあります。

外部のアプローチとして、コルセット着用による首の安静・固定もあります。


〇頚椎ヘルニアになってしまったら気をつけること

長時間のスマホやパソコン作業、デスクワークは症状を悪化させることがあります。

こまめに休憩をとる、お尻の下にクッションなどを入れたり抜いたりする、足置きなどで、足を置く高さを変えるなど、お仕事中などでも姿勢を変えるようにしましょう。

仕事や日常生活を見直さない限り、再発してしまう可能性がありますので早期発見・早期治療が重要となってきます。


少しでも症状が当てはまるなら一度医療機関を受信することをおすすめします。


〇当院では

カイロプラクティック等の骨格調整の施術や、鍼治療などの治療など症状に合わせた施術を行っております。

頚が痛いなどの症状や、手がしびれるなど症状でお悩みの方は当院までご連絡下さい。

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