池袋の整体・交通事故・むち打ち・腰痛治療 いとう鍼灸整骨院
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肉離れ

2018.11.08
涼しさを通り過ぎ寒くなり、スポーツを楽しまれる方も
増えているかと思います。急な運動や冷えが重なり怪我をされる方が
増える時期になるので肉離れについて書きたいと思います。

◎肉離れ(筋断裂)


肉離れはスポーツ外傷のひとつで、筋肉線維の部分断裂あるいは完全断裂の事を言い、急なダッシュやジャンプ等の動作をした時に起こりやすいです。筋肉であればどの部位でも起こり得るが、特に、ハムストリングス(太ももの後面)、大腿四頭筋(太ももの前面)、内転筋(太ももお内側)、下腿三頭筋(ふくらはぎ)で多く発生します。


●原因

・1.筋力不足や筋肉の疲労


肉離れは筋肉が引き伸ばされる力に対し、
筋肉が収縮する力が負けてしまうことで起こります。
ジャンプの踏み切りの瞬間は足首が深く曲がり、ふくらはぎの筋肉が引き伸ばされます。
その時に、引き伸ばされる力以上の力で筋肉を収縮することができれば、
肉離れを起こすことはないですが、筋力不足により
収縮する力が負けてしまうと筋肉が断裂してしまいます。
また、試合や練習等で疲労した状態になると、筋肉が硬くなっている為に、
いつもと同じ動作でも、しっかりと筋肉の収縮ができないため、筋断裂を起こしてしまいます。

・2.柔軟性の不足


筋肉が収縮する力に対して引き伸ばされる力が大きいときに肉離れを起こしますが、
筋肉の柔軟性がない場合でも過剰に引き伸ばされてしまうと、肉離れを起こしてしまいます。
運動前にしっかりとストレッチや準備運動を行わないと、
筋肉の伸収縮や血行が悪い状態のままになり、
筋肉が引き伸ばされることに耐えることができません。
日常からストレッチにより柔軟性を高め、
特に運動前は入念に筋肉の柔軟性を高めておくことが重要です。

・3.気候の変化


冬は夏に比べて寒い為、普段から体が硬直しやすく、柔軟性が失われがちになります。
柔軟性を高めようとしても、血行がが良くなりにくい為、
筋肉も柔らかくなりにくい環境になります。いつもと同じストレッチや
準備運動をしていても夏に比べて冬は肉離れ起す可能性が高まります。


●症状

・1.運動時痛


肉離れが起きると、痛めた足に体重をかけた時や歩行時に痛みが出ます。
軽度の場合ですと痛みが出ない場合もあります。
また痛めた足をストレッチしようと伸長させると、痛みが出ます。


・2.圧痛、陥凹


痛めた辺りを、指で触ったり圧した時の痛み圧痛があります。
重度の場合では、筋線維が断たれている為に、皮膚の下に凹み陥凹が出来ます。


・3.皮下出血、腫脹


筋繊維が切れた箇所に皮下出血が起こり、出血量が多い場合には腫れることがあります。


●分類

・1度損傷


腱・腱膜に損傷がなく,筋肉内・ 筋間(筋膜)の出血

・2度損傷


筋腱移行部(特に腱膜)の損傷を認めるが、完全断裂・付着部の裂離は認めない

・3度損傷


筋腱の短縮を伴う腱の完全断裂、または付着部裂離

●応急処置


肉離れを起こした際には、症状を良く確認し応急処置(RICE)を行うことが重要です。

・1.Rest(安静)


損傷部位の腫脹や血管・神経損傷を防ぐ目的で、患部を安静に保ちます。筋肉や関節の動きを抑えることによって内出血も抑えられます。

・2.Icing(冷却)


2次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えるため、患部を氷で冷却します。
15~20分冷却すると患部の感覚が鈍くなりますから外して、
また痛みが出てきたら冷却することを24~72時間繰り返します。
シップや冷えピタなどは深部の冷却効果はなく、キズや水泡がある場合は
皮膚を覆ってしまうことにより感染源となるので適しません。

・3.Compression(圧迫)


患部の内出血や腫脹を抑えるため、腫脹部位を中心に腫れのない部分まで軽い圧迫を加えます。
強い圧迫は循環障害をきたすので注意してください。

・4.Elevation(挙上)


腫脹の軽減と早期消退を図るため、患部を挙上します。理想的には
患部を心臓より高い位置に挙上することです。内出血や腫脹は筋肉の多い部位では吸収されやすくなります。
手足の末梢に広がると吸収は遅れるので、患部をできるだけ高い位置に置くことが重要です。


●当院での治療について


当院では、受傷直後の急性期ではアイシングを行い包帯固定やテーピングで免荷をします。また患部に対し電気療法や手技療法、運動療法を行うことで回復を促します。回復が悪い場合には鍼治療なども行い早期回復をさせます。

初回の方はクーポンもありますので、こちらをご覧下さい。
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