2020.07.01
ここに画像をドラッグしてくださいオスグット病とは10歳~15歳の小中学生に多く、跳躍やボールを蹴るスポーツをし過ぎると発生しやすい疾患です。
脛骨粗面の骨化が完成する以前の力学的に弱い時期に日常生活動作やスポーツで、日常生活動作やスポーツで、大腿四頭筋の収縮が脛骨粗面を繰り返し牽引することで発生したり、
成長期には身長が増加し骨は急激な成長を遂げるが、筋・腱などの軟部組織は急成長できない為筋肉の柔軟性が失われます。
この時期に高負荷がかかると発生します。
◎症状
特にジャンプ動作(バレーボール・バスケットボール)での膝屈伸時やダッシュやキック動作(サッカーetc)で起こりやすいです。
膝蓋骨の脛骨粗面に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。
局所の熱感や腫脹、骨性の隆起が認められたりします。
時々両側で発生する。
慢性の経過を辿り、再発を繰り返す。
脛骨粗面部が膨隆したまま治癒する場合があります。
◎好発するスポーツ
陸上競技・サッカー・バレーボール・バスケットボール・バトミントンetc
ジャンプ・ダッシュ・キック・フルスクワットで好発
うさぎ跳びがトレーニング界で禁止となった背景にはこれがあります。
◎治療
局所の安静を中心とした保存療法を行いましょう。
運動前に十分なウォームアップを行わせ、運動後はアイシングなどを行って炎症の鎮静を図ります。
応急処置はアイシングが最も有効です。
疼痛時には電気療法などの物理療法などが効果的です。
予防には大腿四頭筋のストレッチが最も重要です。
図
オスグット用の膝のサポーターやテーピングなども有効です。
図
◎予後
成長期が過ぎると骨も硬くなり、症状も軽快します。
成人になり運動による強い力が膝に再び加わると(オーバーユース)再び疼痛が発生することがあります。
*症状が改善してもストレッチは続けましょう!!!
◎当院では
当院では独自のBC-MT療法で全体の骨格のバランスを整え、筋肉をトリートメントすることで筋肉の柔軟性をだしていきます。
筋肉を緩ませることにより大腿四頭筋の負担を減らし、脛骨粗面へのダメージを減らします。
テーピングや包帯などの固定を行い患部の安静を保ち治癒を促進します。
鍼治療を併用することでさらに回復・疼痛軽減します。
*個人差はあります