血液検査の成分
今回は、血液検査について書きたいと思います。
よく血液採取する際に結果として渡される紙があると思います。その紙には血に含まれた成分が多いのか少ないのか記されており、それによって病気になりやすい可能性があります。
主な病気は貧血、肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などの病気が、わかります。
まずは肝臓系検査です!
〇総タンパク(TP)
基準値 下限6.7 上限8.3
血液の中の総たんぱく量を測ります。
数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などの原因になります。
〇アルブミン(ALB)
基準値 下限3.8 上限5.3
アルブミンは肝臓で合成されます。
肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少してしまいます。
〇AST(GOT)とALT(GPT)
AST
基準値 下限0 上限40
ALT
基準値 下限0 上限45
AST(GOTともいう)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。ALT(GPTともいう)は肝臓に多く存在する酵素です。
数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などの原因になります。
GOTのみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが考えられます。
〇γグロブリン
γグロブリンは、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上がります。
数値が高いとアルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害になる原因になります。
次に腎臓系検査です!
クレアチニン
アミノ酸の一種です。筋肉量が多いほどその量も増え、基準範囲に男女差があります。
数値が高いと、腎臓の機能が低下していることを表します。
次に尿酸値です!
尿酸は、たんぱく質の一種です。
この検査では尿酸の産生と排泄が正常にとれているかどうかを調べます。
高い数値の場合は、高尿酸血症といいます。高い状態が続くと、結晶として関節に蓄積していき痛風の原因になります。また尿路結石も作られやすくなります。
次は脂質系検査です!
HDLコレステロール
善玉コレステロールです。これは血液中の悪玉コレステロールを減少してくれます。もし少ないと、動脈硬化の原因になります。
LDLコレステロール
悪玉コレステロールです。増加すると動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
中性脂肪
糖質の取りすぎで脂肪に変わったもので、
身体の中で多いと言われている脂肪です。
数値が高いと動脈硬化の原因になります。
低いと低βリポたんぱく血症、低栄養などの原因になります。
次に糖代謝系検査です!
血糖値
血液中のブドウ糖を計測します。
ブドウ糖は身体のエネルギー源として全身に利用されます。
数値が高い場合、糖尿病、膵臓癌、ホルモン異常の原因になります。
HbA1c
HbA1Cは、過去1、2ヶ月の血糖の平均値がわかります。高い場合は糖尿病になります。
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