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食事を変えるだけで健康になれる!

2021.12.10

肌寒い季節になってきましたね。

季節の変わり目に体調を崩される方も多いのではないでしょうか。

そういった方は身体の免疫が弱化しているのかもしれません。

しかし、そんな方も食事を変えることで健康になれます。


「医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる」

という精神科医の藤川徳美先生の書いた本が大変興味深い内容だったので

この本についての解説していきたいと思います。


この本を要約すると、

十分なタンパク質を摂取することで、

・薬の効きが良くなるため、減薬・断薬を進められる。

・鉄剤を飲む際のムカムカ感が少なくなり、飲めるようになる。

・代謝機能が向上しビタミン摂取による効果が上がる。

・元気になる!疲れない、ストレスに強くなる!!

というものです。


現在の日本人はタンパク質鉄分が不足しています。

健康的な食事として皆様はどんな食事を想像されるでしょうか。

よくバランスの良い食事を摂ることが大切と云われることがありますが、

そもそもバランスとは何なのでしょうか。

バランスを気にし過ぎるあまり、身体に不必要なモノを摂って、本当に必要な栄養素を摂れていないという方が多い気がします。

現代の日本人の食事の多くは「糖質過多、タンパク不足」です。


健康維持のための1日中の最低限のタンパク質摂取量は

「体重×1g」(体重50kgの場合50gのタンパク質)


成長期の中高生、妊娠・授乳期の女性は

「体重×1.5g」(50kgの場合75g)


慢性疾患からの回復を目指す方は

「体重×2g」(50kgの場合100g)


を確実に摂取する必要があります。


タンパク質を過剰摂取すると肝臓や腎臓に負担がかかり良くないという話を聞いたことがある方もいると思います。

それは事実です。

しかし、タンパク質の過剰摂取はおおよそ「体重×4.4g」以上摂取した際に起こると言われており

この量を摂取するには体重50kgの方なら220g摂取することになります。

常人が毎日この量を摂取することはかなり難しいため、実質的には過剰摂取症になることはほぼありません。


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☆タンパク質含有量の参考

鶏むね肉100g:22.3g(皮なし)

鶏もも肉100g:18.8g(皮なし)

牛もも肉100g:20.7g

豚ヒレ肉100g:22.8g

サケ100g:22.5g

マグロ100g:21g

卵1個:7.4g

納豆1パック:8g

豆腐100g:5.7g

鯖缶100g:18g

チーズ100g:24g

米100g:1.5g

食パン100g:3.5g

パスタ100g:13g

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タンパク質を食事のみから摂取することは難しいため、

プロテイン20g×2回の摂取を推奨。

プロテインでお腹がゆるくなる方は5g×3回、10g×2回など少量から始めるのが良いです。

プロテインが高いとお悩みの方は卵を1日5個食べるのがおすすめです。

食事+プロテインでご自身に必要なタンパク質を上手く摂取していきましょう。



・日本人は鉄が足りていない。

日本人女性のうつ・パニック障害とみられる症状の多く「鉄不足」によるもので、実際に鉄の投与によりみるみる治っていったと著者は言っています。

貧血の指標であるヘモグロビン値が正常な方でも、体内に貯蔵されている鉄の量を表すフェリチン値が低い場合があります。

  • フェチリン値ってなに?

フェリチンとは体の組織の細胞質に存在し、鉄と結合しているタンパク質のひとつです。

鉄の満たされ具合をお金に例えると、ヘモグロビン値が財布のお金、フェリチン値は貯金です。

貯金がないことには家計が維持できないのと同様に、鉄の蓄えがないと心と体の健康は維持できません。

筆者の院ではうつ・パニック障害を訴える女性の多くはフェリチン値が著しく低いそうです。

フェリチン値が思うように上がらない患者さんへは高タンパク・低糖質食をより徹底するよう指示します。

小食の女性に「旦那さんよりお肉を多く食べてください」というと「それは無理です」といわれてしまいますが、

プロテインを飲むことでもサポートできます。

そしてタンパク質を多く摂れるようになったらキレート鉄フェロケルを飲んでください。

ヘム鉄のサプリは効果が乏しいため筆者の院ではおすすめしていません。

鉄サプリの吸収を高めるためには、ビタミンCを一緒に飲むこともおすすめされています。



  • ATPを増やす

ATPとは生命活動に必要なエネルギー「アデノシン三リン酸」のことです。

ATPは生体内のエネルギーを貯蔵したり、供給したり、運搬を仲介したりするとても重要な物質であることから、生きるための「エネルギー通貨」とも呼ばれます。

ATPがないと人間は動くことができませんから、機械を動かす電気にも例えられます。

体を動かす、頭を使う、呼吸をする、心臓を動かす、食物を消化吸収する、各種ホルモンを合成するのにもATPが必要です。

もちろんタンパク質を合成するためにも、ATPは必要です。

「ATPが十分ある=元気に過ごせる」ということになります。

生体のエネルギー代謝の目的は、必要に応じてこのATPを作り出すことです。

食事から得た糖や脂肪が持つエネルギーは、ATPという分子に変換され、はじめて使えるということになります。

一方、ATP不足は慢性疾患などの病気をもたらします。

ATPがさらに不足すれば、電気が無くなるわけですので、動けなくなり死に至る、ということになります。

現代の質的栄養失調は「糖質過多+タンパク質不足+ビタミン不足+ミネラル不足(鉄を含む)」に原因があると考えられます。

このような食事を続けることで、エネルギー代謝がうまくいかなくなり、エネルギー不足になりますのでそれがすなわちATP不足なのです。

糖質は代謝する際にもATPを多く消費し、多く摂るとATP量がマイナスになってしまいます。

ATPを作り出すミトコンドリアはタンパク質そのものなのでタンパク質不足によりATP合成機能が低下します。

鉄もその働きをサポートするため不足により代謝機能が低下します。



まずは食生活の改善⇒「低糖質+高タンパク食+鉄(女性の場合)」

鉄剤はNow アイアン36mgを一日100mg摂取が良いです。(Amazon、iHerbで手に入ります)


書籍内ではよりATPの生産を高めるサプリメントの飲み方を紹介しています。

男女別、健康維持、慢性疾患の方に向けたものなど、

気になる方は書籍を読んでみてください。

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